色弱補正レンズを購入したので その2

まずは秋葉原

色弱補正レンズを求めて朝一の便で東京へ。
目指すネオ・ダルトン社の東京営業所の最寄り駅は浅草橋駅。秋葉原からは東京メトロ日比谷線で一駅。先週買いそびれた物もあるし、何よりまずネオ・ダルトン社に予約を入れなければなりません。
取り敢えず秋葉原を目指します。

予約

秋葉原についたのは10時前。
10時開店のが多くまだ開いていません。ネオ・ダルトン社も営業時間は10時から。取り敢えずブラブラしながら10時を待ちます。10時になってすぐにネオ・ダルトン社に予約。
幸い13時からの予約が出来ました。単純に予約のつもりで電話したのに、年齢や色覚補正レンズが必要な目的等色々と聞かれ少し戸惑いました。それプラス船舶試験でも一発で合格できる等のアピールも。そんな事は店でゆっくり話せばいいのに…
多少の胡散臭さを感じましたが、せっかく東京まで来たのですから現物を見ずに帰るわけにはいきません。
現物を見て納得がいかなければ絶対に買わない。その決意を新たにしました。

少し早めのお昼ご飯

りゅうおうのおしごと!に影響を受け先週食べた金沢カレー(ゴーゴーカレー)にハマってしまいました。
最初、ゴーゴーカレーに行ったのはタイのバンコクでの事。その時は金沢カレーというものは知りませんでした。「どうしてカレーの上にキャベツなんて乗せるんだ!」そう思いながらキャベツだけを先に食べたのはいい思い出です…
それがカレーにはキャベツが無いとなにか物足らない…
金沢カレー美味しいですね!

神田明神へ

最近、秋葉原に来る度に神田明神へよっていはいるのですが参拝の列が長く諦めて帰ることがしばしば。おまけにせっかく買った朱印帳を忘れてお参りをしても、御朱印が頂けない事が続いていました。ですが今日は朝も早いこともありお参りの列も少なめ。朱印帳もちゃんと持ってきました。
今日の願いは、

始めて体験する新しい世界が素晴らい物でありますように。

昨年買った朱印帳に始めて御朱印を頂きました。

そしていよいよ今日のメインイベント!
ネオ・ダルトン社へ向かいます!

ネオ・ダルトン社へ

予約の時に言われたのが、「移転したので浅草橋駅に着いたら電話して下さい」でした。
でも、ネットで見ると「移転しました」という言葉と共に地図が書いてあります。
これなら余裕と地図を頼りに事務所を探しましたが見つかりません…

約束の時間も近づいて来たので仕方なく電話。
浅草橋駅まで迎えに来て下さいました。

移動している最中、地図と明らかに違う所に向かっているので確認すると、ネットに出ている「移転しました」の場所から先週更に移転したとの事…
電話では確かに最近移転したとは聞きましたが、ネット上の地図にも「移転」の文字はあるわけで…これは本当にややこしいい。
逆にいうとアポなしで事務所に行くことは現状不可能でしょう…

歩いた距離は5分ありませんが、途中の店のショーウィンドウや自販機で今の色を見ておいて下さいと言われました。

まずは面談・色覚テストへ

いきなり色覚のチェックというわけではなく、まずは遺伝の話。私が色弱の診断を受けた際にも医師から若干の説明はありましたがそれよりも更に詳しいパターンの説明。さらに、色々な有名人もここに来ていること、色覚異常が苦で寝込んだ人の話や、日本全国のみならず海外からもお客さんが大勢来ていること等など…
何だかインチキ商品を高額で売りつける商法の様な展開に胡散臭さを感じはじめました…

私は、色覚補正レンズの効果が本物かどうかが見たいだけ。それに納得すれば買うし、納得いかなければ買わないだけの事。有名人がどうとか他人がどうとか正直そんな事はどうでもいいのに…

そう思いながらも話を聞いていみると、色のピースを似た色から15個順番に並べる検査に。
色弱を言い渡されたあの日の記憶が蘇りました…
ですが、あの時病院の看護師さんからしつこい様に言われたのが、色の面に触れると色が変わってしまうので絶対に色のついた面には触らないで下さいと言うこと。
目の前におかれているものは、長年に渡り多くの人がその色の面に触れてきたのでしょう。変色しまくっていました…
色が違うのは判るのに何処に入れていのかわからない。そんな感じです。
裏返すと数字がバラバラです。
既に色弱という事実を受け入れている今では、当然の事ですので、ショックはありません。むしろこれがどう変わるのか?その期待の方が大きいくらい。

次にネットの方にも出ている「52」→「69」の検査。
いよいよ色覚補正レンズの体験です。渡されたレンズには指紋もホコリも結構ついています。道具を大切に扱う私にとっては先の色のピースと合わせて信じられないこと。おまけに最初の不信感を漂わせる話をあわせて「本当にこの会社大丈夫か??」そんな気持ちが大きくなる一方。
ただ、確かに画面に表示される数字はレンズを通すと違った様に見えるようになるのは事実…

こうして、私に合ったレンズはA-7という診断。
そうして、先程の変色したピースを並べるというテスト。
確かに先ほどとは明らかに違う。真ん中部分は変色しているけど端と変色した真ん中部分も含めて色の違いがわかる。ハッキリとはいかなくてもしっかり見れば見える。並べ終えてひっくり返すと数字は綺麗に揃っていました。

初めて見る世界

テストの後、事務所にある物を見てみましょうと言われて始めて補正レンズを通してポスター、ステンドグラス等、鮮やかな色のついた物を見ました。確かに白い壁紙はピンクに見えますが、それ以外の色のついた物はものすごく鮮やかに見えます。

そこからは、畳み掛けるように(笑)、今まで見分けにくかった物のサンプルを立て続けに見ながら説明を受けました。
驚いたのは「赤」という色の鮮やかさ。

今まで私は「赤」って黒に近い色に見えていました。小さいカレンダーだと休日の赤と平日の黒が殆ど区別出来ませんでした。それがレンズを通すと今まで私が朱色と認識していた色に近い鮮やかでしかも蛍光色の様に映えて見えます。焼き肉が焼けてない時、「赤いだろ!」と言われてもわからなかったのにそのレンズを通すとはっきり赤く見えます。マグロの赤身も殆ど黒に近い赤黒で全く美味しそうに見えなかったのにちゃんと赤く見えます。

確かにここまでのトークや機材の状態に色々と疑問がありましたが、このレンズは本物だ。
そう強く思いました。当然、購入しないという選択は私にはありません。

購入する時に昨年修行して手に入れたJAL JGC プラチナカードで支払いました。

その時に、磁気ストライブの位置にある鶴丸マークを指差しながら「JALのカードですかいいですね。私は昔、日本航空で働いていたんですよ。」というお話があったのですが、JALに勤めていた人という人が、小さく書いてあるJALに気づいて中央にでっかく書いてあるJGCのロゴに対して反応しないなんて…不思議ですね!
中途半端な営業トークは逆に信頼を失う、いい見本でした。

今回、ここで買ったのはレンズだけ。
近くの眼鏡屋さんを紹介出来るとも言われていましたが、せっかくのレンズなのでフレームも少し奮発しようと銀座に向かいしました。

銀座でメガネにしよう

銀座に向かったのは、せっかく買ったこの色覚補正レンズ。
icベルリンのフレームに入れてみたいと思ってのこと。icベルリンの正規代理店で浅草橋から近い所にあったのが銀座だったからです。あの色彩豊かな世界を一度見て見てしまうとなんとしてでも今日のうちにメガネにしたい。そう思いました。
かといって、一度削ってしまえば別のフレームに合わせて加工し直すと言うのはかなり難しくなること位は分かります。ですのでここで妥協はしたくない。

icベルリンの公式ページから正規代理店を検索。候補にあがったのはKAMUROというお店。
銀座の駅をでてすぐの東急プラザ内に店があります。
早速、東急プラザに到着して6Fを探したのですが見つかりません。案内板にもKAMUROというお店はありません…
仕方なくINFOMATIONで聞くと、既に閉店したとのこと…

ただ、歩いて5分位の所に銀座店があります。他の店も考えましたが時間が限られているので取り敢えず、KAMUROの銀座店「めがね工房カムロ」を目指します。
店内に入って一通りみた後、icベルリンを見つけ店員さんに、「このレンズをこのフレームに入れてもらえませんか?」と訪ねました。5分位経過した後、レンズの組成とか加工方法についての資料はないかと尋ねられたので、レンズについていた紙を渡しました。その紙には加工法と「万一加工中に破損した場合は無償で代替レンズをお渡しします」と書いてありました。

その紙を渡して約10分。結局、素材が判らないレンズは加工できないとの事でした。
せっかく手に入れた色覚補正レンズですが、残り時間からすると今日のうちにメガネにする夢はここで潰えました。

仕方なく秋葉原に戻り、買い物をして羽田空港に戻りました。

あれ?

それは飛行機内で気づきました。
ネガネにするのが待ちきれなくて、レンズを手に持って機内や機内WiFiでネットを見ていました。そこで思い立ったのが、あの「石原式色覚異常検査表」。このレンズを手にした今ならこれが全部見えるに違いない!

そう思ってiPhoneで石原式色覚異常検査表を表示してレンズ越しに見てみますが、今まで見えなかったものの内でレンズを通す事によって見えるようになったのは半分くらいでした。
もしかしたら機内の明かりが暗いかもしれない…
でも、家に戻ってディスプレイでみてもプリンターで印刷しても結果は変わりませんでした。

ただ、レンズを通すと色鮮やかに見えるのも事実。テストピースの順番がキッチリ並べられたのも事実。なんだか訳がわからなくなってきました…

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