色覚補正レンズを購入したので その1

色弱が判明してから今まで…

私が色弱と判明したのは高校生の時。
学校の検査での事でした。
それまで自分が色弱とは全く気づきませんでした。

病院で改めて診察の際、似た色の順番にピースを円形に並べる様に言われました。
並べ終えた後、そのピースをひっくり返して裏に書いてあるバラバラの数字を確認して…

自分には色が見えて無かったんだ…

そう思い知らされた瞬間でした。
医師から診断結果を聞いた見た診断結果に、「緑色第二色覚異常」の様な感じの言葉が書いてあった感じがしますが正確には覚えていません。母方からの遺伝、医師はそうも言っていました。
病院からの帰り道、「自分の見ている色は本当の色ではないんだ…」そう思うと、目から溢れてくる物がありましたが、一緒に病院に言った母もショックを受けているのを感じていたので、懸命に明るく振る舞ったのを今でもハッキリ覚えています。

私の、色弱のレベルは信号がわからないわけでもないし、三原色のR (赤)G(緑)B(青)の違いはハッキリ分かります。日常生活で支障があることは殆どありません。

ですが、自分ではグレーのつもりで買ったシャツが実はピンクで職場で「君がそんな色を着るのは珍しいね」と言われたり、色を多用したExcelのグラフが分かりにくかったり…
全く支障がないと言えばウソになります。
他に気をつけている点は色の名前は口にしない。三原色の様なハッキリしているものであればいいのですが、グレーとビンクや黄緑と黄など、微妙な色の名前は自ら発しない様に心がけています。

例えばこの色。普通の人が見ると鮮やかなピンクだと思いますが、私にはグレーっぽいピンクです。じっくり見るとピンクに見えて来ますが、面積が小さかったりパッと見ただけだとグレーと答えてしまうでしょう。

最近は学校での色覚検査が、差別につながるといって無くなったと聞きます。私的には疑問です。
自分の色覚が通常と違うとわかっていれば、先に書いたように注意することが出来ます。でも、それを知らなかったとしたら…いずれは傷つく事になるでしょう。
もしかしたら、パイロットを目指して懸命に勉強して、その就職試験で色覚を指摘され夢が足元から崩れさる人も出てくるかもしれません。
自分の色覚が通常の人と違うというのを自分で知っておくのは大切な事だと思います。
差別につながると言うのは、後ろの人に見える状態で検査をするからであって、プライバシーに配慮して個別で検査をすればよいだけなのでは?そう思います。
もし、お子さんが色覚の検査を受けておられないのであれば念の為、受けることをお勧めします。

色覚補正レンズの存在を知る

車を運転する時、標識の文字が見えにくくなってきたので、先日メガネを買いました。
今までメガネにもサングラスにも全く興味が無かったので、メガネについて調べたことは殆どありません。色弱についても治療は不可能と最初に医師に言われていたので特に調べたりもしていませんでした。
今回メガネを作ったのですが、もう少し違った物を買ってみようかとメガネのフレームについて色々と調べていた時、ふと思いました。

「もしかして色弱を矯正するようなメガネなんてあったりしないかな?」

そうしてGoogleで検索してみた所、あるではないですか…

でも、まずは疑ってかかりました。

まずは原理を確認。

色弱とは目の奥にある色を感じる細胞の分布が均等ではないのが原因。赤が30% 、緑が80%、青が60%しか見えてないのなら、緑を50%・青を30%カットして全部30%で揃えてあげれば暗くはなるけど色のバランスは揃う。

私が確認した限り 3種類の色覚補正レンズがありましたが、原理はほぼ同じですし、この原理は私も納得出来ました。

ですが値段は約 7万円。気軽に買える金額ではありません。
もう一つの問題は、3種類のうちどれにするか。ただ、これはメガネスーパーという大手のチェーン店でも扱っている、ネオ・ダルトンにしておけば間違いないかなと思いました。
残る問題は価格。これは実物を体験して7万円という価格に見合うかを確認するしかありません。

そう思うと居ても立っても居られませんでした…

東京へ

購入は、メガネスーパーでも出来るようですが、どうせ買うなら代理店より本体で。
特にこういう微妙なものならなおさら…
ネオ・ダルトン社は東京と大阪に営業所があるようです。
昨年、ANAとJAL、2つとも上級会員の修行を終えた私に取って東京行くことは大阪や隣の岡山県へ行くよりもハードル低いこと。
おまけに、ANAカードポイントから移行したマイルが山程あります。先週東京に言ったばかりですが今週も東京に行くことにします。
ネオ・ダルトンに予約は入れていませんが、きっと何とかなるはず…

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