タイでおサイフケータイを使ってみたので その3

おサイフケータイに設定したiD/NFCを、「Mastercard Contactless(PayPass)」対応の店舗で実際に使ってみたお話の続きです。

前回のお話はこちら

タイでおサイフケータイを使ってみたので その2
前回おサイフケータイに設定したiD/NFCを、「Mastercard Contactless(PayPass)」対応の店舗で実際に使ってみた...
Day5

中2日あけて、同じマックスバリューに入ります。
今日は、前回と違い店員の視線は全く感じません。
レジはすいていて、前回と同じ男性店員の所に行きました。
不思議に思いながら、精算の時にXperiaを取り出しそれを指差すと、表情を曇らせながら「メダイ(日本語でダメ)」と言われました。その後、タイ語でひたすらダメな理由を言っていたのですが、私のタイ語力では理解できず…恐らくですが、「値段も安いし手間が掛かるので現金にしてくれ」と言われた様な気がします。
今回の決済しようとしたのは約200バーツ。
基本的に、多くの店は300バーツ以上じゃないとクレジットカードはお断りという所が多いのは知っています。300バーツ以上ならOKだったのでしょうか?
ただ、以前PayWave(住信SBIネット銀行発行)でが使えていた頃に決済した時、ここ数日「Mastercard Contactless」で決済した時、いずれも100バーツ台の決済でしたが、金額が原因でダメとは言われたことはありませんでした。
前回の時の様な「非接触電子決済に立ち向かう!」というお遊びは終わりで、ただ面倒になったのでしょうか?
少額決済のための非接触サービス(サイン レス)じゃないのでしょうか?
本当に… 「ワケガワカラナイヨ…」

結論!

「Mastercard Contactless」をこのタイという国で使うことは、日本でおサイフケータイを使うのとは訳が違う事がよくわかりました。
「Mastercard Contactless」が狙っているサインレス少額決済のお店は(今のところスーパーでしか見かけたことがありません)店員のレベルも当然それなりなのです。
はっきり言って、客の立場からしたら現金を出したほうが楽ですし手っ取り早いです。
オマケに「Mastercard Contactless」なんて言いにくいし、伝わりにくい。言葉が違う者同士が会話しているわけですから、まず相手が何語を喋っているのかを考えるというロスがあるのに、「Mastercard Contactless」という長ったらしい単語を発するともう、「こいつ何言ってんのかわからない…」となってしまいます。なぜ、PayPassという言い方を捨ててしまったのか本当に訳がわかりません。

ここからはDocomoの人に!
昔、「事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きてるんだ」という言葉が流行りましたが、
「海外でも対応店舗ならお気軽に使えますよ!」なんてWebを作ったり、

mastercardcontactless-ss13

「もし、店員が知らなかったらこれ見せてね!」なんてカード作ったり

mastercardcontactless-ss14

いくら会議室で考えても、現場では実際の店員はこんな対応だし、そもそも店員は英語を満足に読めないし、決済も全然スマートじゃない。(アメリカならスマートに使えるんですかね???)、そもそも、このカードは店員に「Mastercard Contactlessで決済して欲しい」ただそう伝えればいいだけなのにDocomoとかiD/NFCとか店員側が気にしなくていい事を先頭にもってきてて更に難解にさせてますよね…(まあ今回の場合はMastercard Contactless自体を店員が知らなかったわけですが。)
多分、Docomoの偉い人がDocomoの名前やiD/NFCという名称が入ってないとダメだと言って、こんな形になったのでしょうが、全く使う人の立場になって考えられてないですよね?
ホント、これに関わった人たちは実際現場で、その手で使ってみて欲しい…
そう思います…

マックスバリューもわざわざお金かけて決済端末導入したところで、店員にその使い方の教育が出来ていないのでは客は使いたくても使うことが出来ません。

ガジェット好きで、Androidのおサイフケータイには、モバイルSuica・nanaco・Waon・Edy・QuickPay・PayWave・iDと登録出来る限りを登録してあるし、Apple PayのためにApple Watch 2も買いました。
こんな私ですら、もう多分タイでは「Mastercard Contactless」(iD/NFC)を二度と使うことは無いと思います。

こんなんで普及すると思いますか????
こんなのが普及を目指してるなって言われたら、私そんなのは違うって何度でもそう言い返せます!きっといつまでも言い張れます!

とても残念な結果になりましたが、これが実際にタイでおサイフケータイ「Mastercard Contactless」(iD/NFC)を使ってみた体験談です。
改めて、日本の電子マネー決済の素晴らしさがよくわかりました。
iPhone7シリーズは、当初日本向け端末にしか搭載してないとされていたFelica(NFC Type F)のチップを全端末に搭載しているらしいですね。是非とも、全てのiPhoneでFelicaを開放して日本の電子決済のスピードと手軽さを是非、日本を訪れた外国人の方にも体験してもらいたいものです。

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