前回の記事(ゴールドメダリオンでチャイナエアラインに搭乗してみたので その3)の復路のお話になります。
経路は往路の逆のルートでバンコク(スワンナプーム国際空港)→台北(桃園国際空港)→広島空港です。
チェックインでの出来事
今回もまず最初にデルタ航空アプリの会員証、パスポート、E-チケットをチェックインカウンターで提示してみました。チェックインカウンターは当然SKY PRIORITYのカウンターです。
ここでの対応は往路の広島空港と対応が異なりました。
基本的にデルタ航空の会員証は最初にチラッと見ただけで全く興味を示しません。
端末を操作したあと往路の時と同じように
「デルタの登録になっているけどいいの?」
と聞かれました。
「OK」
と答えるのに合わせて、
「アッパーデッキお願いできますか?」
エメラルドの会員証をちらつかせながら聞いてみました。アッパーデッキというのは747の2階席の事でチャイナエアラインは、ここがエコノミークラスで上級会員用に割当られています。
「あなたは、デルタの会員で今回のフライトは登録しているんだから、そのエメラルド会員証は意味がない」
私が今までタイ語で話をしたのでこいつはタイ語が通じると思ったのでしょうか?
流暢なタイ語で言われたので、正確では無いかもしれませんが恐らくこう言われのだと思います。
「これはダメなのか…」一瞬そう思ったのですが、キーボードを叩いていた右手がトランシーバーに向かって伸びていきます。これはアッパーデッキの確保に向かって行動を起こす合図。そのままトランシーバーで会話をはじめました。どうやらアッパーデッキの確保はしてみてくれるようです。
この手続中に、ふと預けた荷物の方に目をやるとカバンに取り付けられたタグは、エメラルド会員につけられる赤色の「FIRST CLASS」タグではなくて、黄色の「PRIORITY」タグでした。やはりエメラルドの会員証はスルーされた模様です。
そして、チェックインが終わり渡されたのは
・搭乗券2枚(トランジット分も含めて)
・ラウンジクーポン
・PREMIMUM LANEのチケット
搭乗券は無事アッパーデッキで発券されていました。
先の会話と手荷物につけられたタグから今回はエメラルド会員は無視で、エリートプラス会員として処理されたものと思われます。その状態でもPREMIUM LANEのチケットも貰えましたし、アッパーデッキも確保出来ました。往路の時と違うのは搭乗券にエリートプラス会員を示す「ELPS」と「SKY PRIORITY」の表示がされたこと。
これは、スカイチームの会員のデータベースが更新されて私がゴールドメダリオン会員であるということがチャイナエアライン側でようやく確認できるようになったということでしょうか?
ラウンジ
スワンナプーム国際空港は桃園国際空港の様に「パラゴン会員・エメラルド会員」用の部屋はありません。ですので、エリートプラス会員で入っても違いは全くありません。ただ、入室時にサインを求められるようになっていました。今までは無かったのですが…
ただ、そのサインの一覧を見る限りエリートプラス会員で搭乗している人が1/3位の様に見えました。
搭乗時
ゲート到着。機体をみて驚きました。いつものチャイナエアラインの塗装ではなく、スカイチームの塗装です。この塗装はカッコいいですね!
当然乗ってしまえば分からないのですが、なんだかテンションあがりました!
今回は搭乗券に「SKY PRIORITY」や「ELPS」の表記がありますので搭乗券のみで優先搭乗することが出来ました。
この後大変な事件が発生したのですが、それはこの記事のタイトルとは別のことになるので、後日改めて記事にしたいと思います。
エメラルド会員とエリートプラス会員の最終的な違いはまた後日
取り敢えず今回は、実際に起ったことをそのまま書いてみました。
チャイナエアラインでの両者の違いについて結論を出すには、もう少し搭乗を重てみる必要があるように思います。特に今回はエメラルド会員の会員証を途中でらつかせてしまったり、往路でデルタ航空の会員ランクが反映されていなかったり等、曖昧な部分もありますので。それを差し引いても、広島空港とスワンナプーム国際空港の対応は違っていたと思います。
次回搭乗時はデルタ航空のゴールドメダリオンのみで搭乗してみて、「エメラルド会員」と「エリートプラス会員」両者の扱いの差を明確にしてみたいと思います。